ロダンテノンBとは?美容系プロテインの機能性関与成分と表示の読み方

ロダンテノンBとは?美容系プロテインの機能性関与成分と表示の読み方

Protein hub編集部 編集部

アカデミア・研究
ロダンテノンBとは?美容系プロテインの機能性関与成分と表示の読み方

美容系プロテインを見るときは、「たんぱく質が何g入っているか」だけでなく、美容訴求に関わる成分が何を根拠に使われているかを確認することが大切です。

ロダンテノンBは、その読み解きに役立つ成分の一つです。雰囲気で「美容によさそう」と受け取るのではなく、機能性関与成分の名称、1日摂取目安量あたりの量、表示できる範囲を分けて見ると、商品の中身を判断しやすくなります。

ロダンテノンBの定義・基本

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ロダンテノンBは、マンゴスチン果皮由来の成分として知られています。日本新薬は、マンゴスチン果皮に着目し、ロダンテノンBに抗糖化作用があることを確認したと説明しています[1]。

また、日本新薬の資料では、ロダンテノンBは「抗糖化作用のある水溶性ポリフェノール」と説明されています[6]。そのため、ロダンテノンBはプロテインの主成分である「たんぱく質そのもの」ではありません。美容系プロテインに配合されている場合でも、たんぱく質とは別に、美容訴求を支える機能性関与成分として読む必要があります。

糖化とは、体内で余分な糖とたんぱく質が反応し、AGEs(最終糖化産物)ができる反応を指します。日本新薬の資料では、AGEsが生じると、たんぱく質の機能低下につながると説明されています[1][6]。

なぜ美容系プロテインで使われるのか

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美容系プロテインでは、たんぱく質補給に加えて、肌の潤いやインナーケアの文脈で成分を組み合わせる商品設計があります。ロダンテノンBは、「糖化ストレス」と「肌の潤い保持」をつなぐ成分として採用されることがあります。

研究面では、2018年にマンゴスチン果皮熱水抽出物を用いたプラセボ対照二重盲検ランダム化試験が報告されています。対象は25〜59歳の健康な女性40名で、マンゴスチン果皮抽出物200mg/日またはプラセボを12週間摂取し、完了者は各群19名でした。その結果、摂取8週後・12週後に、摂取群で頬の皮膚水分量がプラセボ群より高かったと報告されています[2]。

ただし、この試験で用いられたのはロダンテノンB単体ではなく、ロダンテノンBを含むマンゴスチン果皮抽出物です。成分名だけで広い効果を言い切るのではなく、「どの素材を、どの量で、どの期間摂取した試験なのか」を見ることが現実的です。

2026年には、企業発表として、ロダンテノンBを含む粉末プロテイン飲料の機能性表示食品の商品例も紹介されています[5]。 美容プロテインでは今後も、たんぱく質量と機能性関与成分を同時に読む場面が増えると考えられます。

表示を見るときの注意点

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機能性表示食品かどうかを確認する

ロダンテノンBを含む商品を見るときは、まず機能性表示食品かどうかを確認します。

消費者庁によると、機能性表示食品は、事業者の責任で科学的根拠に基づき機能性を表示する食品です[3]。特定保健用食品のように、国が個別に審査して許可する制度とは異なります[4]。

そのため、「機能性表示食品」と書かれているか、届出番号があるか、届出表示がどのような文言かを確認する必要があります。

成分名だけでなく「量」と「摂取目安量」を見る

次に見るべきなのは、機能性関与成分名と量です。

パッケージに「ロダンテノンB」と書かれていても、それだけでは十分ではありません。1日摂取目安量あたりに何μg含まれるのか、摂取目安は何杯・何粒なのかを確認します。

消費者庁の資料では、機能性関与成分について、「一日当たりの摂取目安量当たり」の含有量を表示する考え方が示されています[7]。つまり、成分名だけでは、届出表示と同じ条件で摂取できるとは判断できません。

また、消費者庁は、キャッチコピーよりも「成分」と「機能性の内容」を確認すること、一日当たりの摂取目安量を確認して摂取することを示しています[4]。たとえば「肌の潤いを保持する機能が報告されています」という表示を、「飲めば肌悩みが解決する」と読み替えるのは適切ではありません。

事業者側も、通常食品、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保健用食品を混同しない表現設計が必要です。ロダンテノンBを配合していても、届出表示を超えた広告表現は避けるべきです。

まとめ:成分名・量・表示範囲を分けて読む

ロダンテノンBは、美容系プロテインを「雰囲気」ではなく「表示」から読むための入口になる成分です。

たんぱく質量は、プロテインとしての基本情報です。一方、ロダンテノンBは、肌の潤い保持に関する機能性表示で使われることがある成分です。両者を一つの「美容によい成分」としてまとめると、商品の設計を読み違えやすくなります。

美容プロテインを見るときは、たんぱく質量、たんぱく質源、機能性関与成分名、1日摂取目安量あたりの配合量、届出表示の文言を分けて確認する。この読み方を持つだけで、生活者は商品を選びやすくなり、事業者は根拠に沿った商品説明を設計しやすくなります。

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参考文献

[1] 日本新薬株式会社. マンゴスチンエキス.

URL:https://www.nippon-shinyaku.co.jp/foods/product/mangosteen.php

確認日:2026年6月9日

[2] Maejima K, Ohno R, Nagai R, Nakata S. Effect of mangosteen pericarp extract on skin moisture and arterial stiffness: Placebo-controlled double-blinded randomized clinical trial. Glycative Stress Research. 2018; 5(2): 095-103.

URL:https://www.toukastress.jp/webj/article/2018/GS18-15.pdf

確認日:2026年6月9日

[3] 消費者庁. 栄養や保健機能に関する表示制度とは.

URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_and_nutrition_labelling/

確認日:2026年6月9日

[4] 消費者庁. 保健機能食品について.

URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_health_claims/

確認日:2026年6月9日

[5] アンファー株式会社. メンズスキンケアブランド「DISM(ディズム)」より、日本初※1!肌の糖化ストレスを軽減するスキンケアプロテインが誕生 機能性表示食品「ディズム スキンケアプロテイン クリア(ピーチ風味)」. PR TIMES.

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000728.000013377.html

確認日:2026年6月9日

[6] 日本新薬株式会社. 「糖化ストレス」を軽減する日本初※1の機能性表示食品「マンゴスティア」ニュースリリース. 2019年9月26日.

URL:https://www.nippon-shinyaku.co.jp/file/download.php?file_id=5541

確認日:2026年6月9日

[7] 消費者庁. 表示及び情報開示の在り方に係る事項(別紙様式6関連).

URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/assets/food_labeling_cms205_240902_10.pdf

確認日:2026年6月9日