
プロテインには、ホエイやソイだけでなく、卵白由来の商品もあります。卵白プロテインは、鶏卵の白身に含まれるたんぱく質を原料にしたプロテインです。乳由来や大豆由来のプロテインが合わない人にとって、別の選択肢になります。
ただし、卵白プロテインは卵由来の食品です。卵アレルギーがある人には向きません。選ぶときは、たんぱく質量だけでなく、原材料名、アレルギー表示、味の続けやすさを確認することが大切です。
卵白プロテインとは何か

卵白プロテインは、卵の白身を乾燥・粉末化した乾燥卵白などを原料にしたプロテインです。卵黄ではなく卵白を主に使うため、卵由来でありながら脂質が少ない点が特徴です。
文部科学省の食品成分データベースでは、乾燥卵白100gあたり、たんぱく質は86.5g、脂質は0.4gとされています[1]。一方、生の卵白100gあたりでは、たんぱく質10.1g、脂質は微量です[2]。
つまり、卵白はもともと脂質が少ない食材であり、乾燥させることでたんぱく質を補いやすい原料として使われています。
卵白由来たんぱくの特徴

卵白プロテインの特徴は、たんぱく質を中心に補いやすく、脂質を抑えやすいことです。脂質の量が気になる人や、食事全体のバランスを見ながらたんぱく質を足したい人には検討しやすい原料です。
ただし、「卵白プロテイン=卵の栄養を丸ごと取れる」という意味ではありません。卵黄に多く含まれる脂質や一部の栄養素を取る目的なら、卵そのものを食事に取り入れる考え方もあります。
卵白プロテインは、あくまで卵白由来のたんぱく質を補う食品として考えると分かりやすいでしょう。
ホエイ・ソイ以外を探す人に向いている場合

卵白プロテインは、ホエイやソイ以外のプロテインを探している人にとって選択肢になります。
ホエイは乳由来、ソイは大豆由来です。そのため、乳成分や大豆の風味が気になる人は、卵白由来の商品を選択肢に入れられます。
ただし、市販の卵白プロテインでも、味付けや製造工程によって乳成分、大豆成分、甘味料、香料などが使われる場合があります。「卵白プロテイン」と書かれていても、必ず乳・大豆不使用とは限りません。購入前に原材料名を確認しましょう。
味については、ホエイのミルク感やソイの豆っぽさとは違い、卵由来の風味を感じることがあります。初めて選ぶなら、大容量よりも少量タイプから試すと失敗を減らしやすくなります。
選ぶ前に確認したい注意点

最も注意したいのはアレルギーです。卵は表示が義務付けられている特定原材料に含まれています[3]。卵アレルギーがある人は、卵白プロテインを避け、医師など専門家の指示に従ってください。
また、卵白プロテインを選ぶときは、次の項目を確認しましょう。
・1食あたりのたんぱく質量
・エネルギー、糖質、脂質、食塩相当量
・原材料名
・卵、乳、大豆などのアレルギー表示
・甘味料や香料の有無
・飲み続けやすい味かどうか
なお、卵白プロテインは市販の加工食品として表示に従って使うものです。生卵白を大量に飲むことをすすめるものではありません。鶏卵については保存や調理に注意が必要で、低温保存し、早めに食べ切ることが推奨されています [4]。
まとめ
卵白プロテインは、ホエイやソイ以外からたんぱく質を補いたい人にとって選択肢の一つになります。脂質が少ない卵白由来で、たんぱく質を中心に補いやすい点が特徴です。一方で、卵アレルギーがある人には向きません。選ぶときは、たんぱく質量だけでなく、原材料名、アレルギー表示、味の続けやすさまで確認しましょう。

参考文献
[1] 文部科学省「食品成分データベース:卵類/鶏卵/卵白/乾燥卵白」
URL:https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=12_12016_7
確認日:2026年6月15日
[2] 文部科学省「食品成分データベース:卵類/鶏卵/卵白/生」
URL:https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=12_12014_7
確認日:2026年6月15日
[3] 消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック 令和8年4月版」
確認日:2026年6月15日
[4] 食品安全委員会「卵の安全性;サルモネラについて」
URL:https://www.fsc.go.jp/fsciis/questionAndAnswer/show/mob20110900008
確認日:2026年6月15日