プロテインの味に飽きる理由|フレーバー疲れと継続率の関係

プロテインの味に飽きる理由|フレーバー疲れと継続率の関係

Protein hub編集部 編集部

プロテイン製品
プロテインの味に飽きる理由|フレーバー疲れと継続率の関係

プロテインを買った直後はおいしく感じたのに、半分ほど飲む頃には「またこの味か」と感じることがあります。これは意志の弱さではなく、同じ甘さ・香り・後味を繰り返すことで快さが下がる「フレーバー疲れ」が関わっている可能性があります。生活者には継続の悩み、メーカーにはリピート率や定期購入継続率に関わるテーマです。

 同じ味は「おいしさ」が下がりやすい

c3f0d649fffa45eda3885b7d054179ce.png

食品を食べ続けると、その食品への快さが下がり、別の食品を魅力的に感じやすくなる現象は「感覚特異的満腹感」と呼ばれます[1]。 プロテインでも、チョコ味そのものが嫌いになったのではなく、同じ香りや甘さへの慣れで飲みたい気持ちが落ちることがあります。試飲でおいしい味と、1kgを飲み切れる味は別物と考えた方が現実的です。

blobid1.png

プロテインで飽きが起きやすい理由

1d347099990644cb92486433ed9b7139.png

プロテインは甘いフレーバーが多く、香りも強めに設計されがちです。最初は飲みやすくても、毎日続くと甘さが重く感じられます。また、ホエイプロテイン飲料では口の中の乾燥感や残留感が飲み心地に影響することが報告されています[2]。味だけでなく、粉っぽさ、後味、シェイカーに残るにおいも「飽きた」という感覚につながります。

フレーバー疲れは継続率にも関係する

22cf97e265c84100914c1244eba96451.png

プロテイン製品で「飽き」がリピート率を何%下げるかを示す公開データは限られます。ただし、近い領域である経口栄養補助食品では、味の好みが摂取量や継続に関係することが示されています[3]。これはプロテインにも応用できる視点だと考えられるかもしれません。メーカー側では、初回購入数だけでなく、フレーバー別の2回目購入率、定期便の休止理由、「甘すぎる」「後味」「飽きた」といったレビュー語の分析が役立ちます。

飽きを抑えるには「味の逃げ道」を作る

2c0a2801-8722-4cc2-ab8e-71498d5f6ad0.png

消費者側では、最初から大容量を1種類だけ買うより、少量サイズやアソートで試す方が失敗を減らしやすくなります。甘い系だけでなく、ヨーグルト系、カフェ系、プレーン系を使い分けるのも一案です。水、牛乳、豆乳、無糖コーヒーなど割り材を変えるだけでも印象は変わります。メーカー側では、一口目の評価だけでなく、7日後、14日後、飲み切り時点の評価を取ると、続く味を設計しやすくなります。

まとめ

プロテインの味に飽きる背景には、同じ刺激への慣れ、甘さや香りの強さ、口当たりの不満があります。生活者は複数の味や割り方を用意すると、続けやすくなる可能性があります。 メーカーは「おいしい味」だけでなく「飲み切れる味」を見ることが、継続購入やブランド信頼につながります。

fa77e58e0f644ed4b37a61e0c3e7000b.png

参考文献

[1] All About(オールアバウト). 「甘いものは別腹」は本当!?感覚特異性満腹感とは (2017/05/08).  https://allabout.co.jp/gm/gc/468937/

[2] Norton V, Lignou S, Methven L. Whey Protein Derived Mouthdrying Found to Relate Directly to Retention Post Consumption but Not to Induced Differences in Salivary Flow Rate.  Foods. 2021. Mar 11;10(3):587

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8000321/

[3] de Luis DA, et al. Oral Nutritional Supplements and Taste Adherence in Malnourished Adults Inpatients, Effect on Adhesion during Hospital Stance. Ann Nutr Metab. 2015;67(4):205-9.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26418259/